特定の恐怖症について

 恐怖症は、限局性恐怖症といい、特定の対象や状況に対し過剰な恐怖感を抱いている状態をさします。


高所や閉所、虫が怖いなど、怖いものというのは誰しも少なからず持っていますが、恐怖症ではその恐怖心の程度が過度であり、日常生活に支障をきたしてしまいます。

例えば、

高い場所が苦手で、窓の近くに近づけない。

虫が怖くて土の上や草の上を歩けない。

注射が怖くて病院にいけない。

雷が怖くて、家から出られなくなり、仕事や学校に通えない。

など様々です。

恐怖の対象は様々ですが、大きく5つのパターンに分類されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 恐怖症の治療には“薬物療法”と“心理療法”がありますが、心理療法の行動療法(曝露療法)が基本になります。


曝露療法では、避けることが習慣になってしまっている恐怖の対象に対して、恐怖の程度が低いものから高いものへ徐々に直面し慣れていく方法です。


例えば、高所恐怖症の暴露療法では、ビルの窓から外をのぞいてみたり、ガラス張りのエレベーターに乗ってみたり段階的に恐怖の対象に直面し克服していきます。

​→認知行動療法について

 誰しも少なからず一つは怖いものや苦手なものがあるものですが、その恐怖の程度が過剰で、日常生活に支障をきたしてしまうのが恐怖症です。

 

そのため、周囲からすると「怖いものがあって当たり前」、「そんなに怖がるほどでもないでしょう」と思うかもしれませんが、恐怖症で悩んでいる本人としては、とても困っています。

まずは、悩んでいる気持ちをしっかりと聞き、必要ならば治療の手助けをしてあげましょう。 


社会生活、日常生活に支障をきたしているようならば医療機関への受診をすすめてもよいかもしれません。

治療について

​大切なこと

その他の型では、窒息するような状況に対して恐怖を感じる窒息恐怖症や、または、自分や他者が吐くことにたいして恐怖を感じる嘔吐恐怖症がこの型になります。特に嘔吐恐怖症は社会生活やその人の人生にも大きな支障をきたします。

その他の型

自然環境型は、雷や嵐、地震などの自然現象に対して過度な恐怖をいだきます。雷がなりそうな日は怖くて外出できなくなり、雷が鳴り始めると部屋の隅で耳栓をして震えていてしまうといった人もいます。

自然環境型

血液・注射・負傷型では、血をみること、注射をすることが怖いことから採血を避けたりします。血液が怖いことから、負傷することを極度に恐れたりすることがあります

血液・注射・負傷型

動物型では、ヘビや蜘蛛、昆虫、犬などが恐怖の対象になります。ヘビや蜘蛛、昆虫などは苦手な人が多いですが、対象に対する恐怖心が過度になり、仕事や日常生活において困ったことが出てきたときは医療機関で相談されるとよいでしょう。

動物型

状況型では、高所や地下、閉所や暗所などに恐怖感を感じます。ビルの上階にあるオフィスに行けない、飛行機や新幹線に乗れない、エレベーターは怖くて乗れないために仕事や日常生活に支障や制限が出てしまいます

​状況型

​特定の恐怖症

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